ワークショップレポート:軽減税率待ったなし!あなたのシステム大丈夫?

バージョン 2

    開催場所:大阪産業会館 5F 研修室E

    開催日時:2016/02/02 (火)18:30~

    テーマ :軽減税率待ったなし!あなたのシステム大丈夫?

     

     

    主催:株式会社 未来Switch

    協力:有限会社バンザイクリエイティブ

    協力:トップオフィスシステム株式会社

    後援:ファイルメーカー株式会社

     

     

    今回は2017年に施行されるであろう「軽減税率」をテーマにワークショップを行いました。

     

    ■概要レポート

    実際にシステムを販売・利用されている方もいれば、直接業務に関わりはないけれど勉強したい方もいて、異なる切り口から盛り上がりました。

    議論の後は各チームの発表を経て、ファシリテーターと有志のパネルディスカッションをまとめとしました。活発に意見が交わされ、大変白熱した内容になりました。パネルディスカッションの動画を公開予定です。しばし、お待ちください

     

    システム的なまとめとしては、

    • 税率もしくは税区分を商品マスタに持たせることが必要
    • 同商品別税率で商品マスタを作ると、商品マスタを分けると在庫の集計等で困る
    • テイクアウト等どちらにもなる商品がある場合は運用ルールを厳密に決めないと現場の負担が大きくなるだろう

     

    ■詳細レポート

    まずはファシリテーターの佐合からテーマについて説明し、その後ABの2チームに分かれディスカッションを行いました。

     

    ◆お題

    (1)複数税率をどうやって計算するか?

    (2)税率毎の合計を表示するには?

    (3)税率切り替えのタイミングをどうするか?

    (4)同じ商品でテイクアウト/店内で税率が変わる場合の管理は?

    (5)コーヒーをテイクアウトで頼んだお客さんが店内に変えた場合どうするか?

    ※税率マスタと商品マスタが実装されている売上管理のサンプルファイルを用意

     

     

    以下、AB両チームの発表レポートです。(一部内容を編集しています)

     

    (1)複数税率をどうやって計算するか?

    A:お店側がどれくらい寛容になるのか?を前提とし、お客様が来店されたときの対応をモデルに話し合った。

    商品マスタに税率区分を持たせ、税率区分マスタに8%,10%,どちらか,と登録しておく。売上伝票明細と税率区分マスタをリレーションでつなぎ、税率を判定する。

     

    B:運用をメインとして話し合いました。オペレーターに負担がかかる懸念を取り除く手法をとりたいという意見が多くあり、そのためには、システムへの実装よりも先に、ユーザーインターフェースを整えることと運用のワークフローを考え直すことが大事だという結論に至りました。議論で出た手法としては、開始時期が税率によってずれることを想定して、税率テーブルを複数持たせる。複数税率の切り替えタイミングがバラバラになる可能性を考え、税率マスタを複数持ちたいという意見もあった。

     

    (2)税率ごとの合計をどうやって表示するか?

    A:税率毎にリレーションを貼って判定する。税率の種類が増えればリレーションも増えますが、必要に応じて人が動く形でいいのではないかと考えた。税率が変わったらCase文追加してもいいのでは。

     

    B:一枚の伝票に税率を持つ場合と、明細ごとに税率を持つ場合で、消費税額合計の金額に差が出ることがあります。一枚の伝票パターンでは、端数の丸め方をどうするかを顧客に確認し、その答えをもとに計算フィールドを用意します。明細ごとに持つ場合は、各税率区分に応じた計算フィールドを用意して対応します。

     

    (3)税率切替のタイミングをどうするか?

    A:税率区分マスタだけを変更すればいいので、切替のタイミングで(夜間など)税率区分ごとに手動orサーバサイドスクリプトで変更する。

     

    B:手動でマスタを全置換する方法をとることが考えられます。2017年4月1日に切り替わることが確定の場合には土曜日になるため、土日が休みの会社の場合は少し猶予ができます。そうでない場合は夜間などに変更します。

     

    (4)同じ商品でテイクアウト/店内で税率が変わる場合は?

    A:テイクアウトと店内を選択するボタンを用意します。伝票を打つときにこのボタンを押すことで、あらかじめ用意された税率区分マスタの税率を明細に適用する。

    これで在庫は同じものが減っていく形が取れる。変わる場合は伝票に用意したテイクアウトと店内を選択するボタンを押します。ケーキだけ持ち帰る等混在する場合は、明細ごとにも同じ仕組みのボタンを用意しておいて手動で変更する。オペレーターが状況に応じて変更できる仕組み。

     

    B:税率が分かれるということはマスタも分かれるということになり、商品が同じものも別マスタとして登録しておきます。ただ、商品としてのくくりは必要となりますので、そのために集計区分を別に設けておき対応します。

     

    (5)テイクアウトで注文後、やっぱり店内で…と変更した場合は?

    A:精算前なら、テイクアウトと店内を選択するボタンを押してから精算すればOK。

    精算した後なら赤伝票を発行します。お金を返して買い直してもらう形。

     

    B:並び直してもらい、返品処理を行った後買い直してもらう。

     

    (その他)

    共催いただいた有限会社バンザイクリエイティブ・八木氏の「(システム利用者に)間違えさせない操作を意識したユーザーインターフェースづくりが大事」という意見に頷かれる方が多くいらっしゃいました。これを叶えたシステムを実現するためには、運用のワークフローがしっかりしていることも重要な要素になってくるのではないでしょうか。施行まではまだ猶予がありますので、今のうちに運用フローをまとめておくといいかも

     

    (次回開催は4~6月に予定しております。)