株式会社ユニティップス

SSL設定が有効な FileMaker Server へ接続できない

Discussion created by 株式会社ユニティップス on Sep 11, 2015
Latest reply on Sep 15, 2015 by 株式会社ユニティップス

● 概要

fms14trouble.png


Windows にインストールされた FileMaker Pro において、特定の条件下で、「保護された接続が必要」あるいは

「データベース接続にSSLを使用する」の設定が有効になっている FileMaker Server へは、

ファイル「*****.fmp12」を開くことができません。ホストが利用できないか、またはそのホスト上でファイルが利用できません。


と表示され、接続することができない

 

 

● 確認できた発生条件

 

  1. FileMaker Server※1 の設定「保護された接続が必要」あるいは「データベース接続にSSLを使用する」が有効になっている
  2. クライアント環境が Windows にインストールされた FileMaker Pro、FileMaker Pro Advanced
  3. クライアント環境の Windows アカウントの「ユーザー名」に漢字、ひらがな等のマルチバイト文字が含まれている※2

 

※1 FileMaker Server および FileMaker Pro のバージョンが12~14、Windows XP、7、8、8.1 で発生を確認しています。

FileMaker Server と FileMaker Pro クライアントのバージョンとの間に相関性は見られません。

また、カスタムSSL証明書使用の有無にも相関性は見られません。

 

※2 アカウント作成時、ユーザー名にマルチバイト文字が含まれていると、対応するユーザーフォルダも

マルチバイト文字が含まれて作成される場合があります。

例) C:\Users\鈴木

FileMaker Pro はこのユーザーフォルダ以下に、FileMaker Server とのSSL通信に必要なサーバー証明書を展開します。

例) C:\Users\鈴木\AppData\Local\FileMaker\FileMaker Pro\14.0\xxx.pem

このサーバー証明書までのファイルパスに、漢字、ひらがな等のマルチバイト文字が含まれている場合、SSL通信を使用して

FileMaker Server に接続をすることができません。

FileMaker Server の設定「保護された接続が必要」あるいは「データベース接続にSSLを使用する」を無効にすると、

FileMaker Server へ接続することができるようになります。

 

 

● 現在の解決方法

 

  • FileMaker Server の設定「保護された接続が必要」あるいは「データベース接続にSSLを使用する」を無効にする
  • 新規に Windows アカウントを作り直す

 

 

● 何故問題があるか

 

Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 の新規セットアップ時には、デフォルトではマイクロソフトアカウントを使っての

Windows アカウントの新規作成が行われます。

 

このとき作成される Windows アカウントのユーザー名には、マイクロソフトアカウントに登録されている「姓」「名」

が使用されますが、日本人の多くはマイクロソフトアカウントの「姓」「名」にマルチバイト文字を使用しているため、

結果的に Windows アカウントのユーザー名にマルチバイト文字が含まれうる可能性が高くなっています。

 

一度ユーザーフォルダが作られてしまうと、その後ユーザー名をマルチバイト文字が含まれない形に変更したとしても

ユーザーフォルダ名は変わらないため、新規に Windows アカウントを作成し直す必要がありますが、

その場合、OSの個人設定等もすべて設定しなおさなければいけないため、ユーザーはとても煩雑な作業が要求されます。

Outcomes